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国際地震工学センター ニュースレター 第77号 (2012-02-27 発行)

目次

  1. 2012年2月21-22日 国際シンポジウムと国際ビデオ会議に参加した感想(建研)
  2. IAEE在来建設工法ガイドラインの改訂最終版(意見募集)
  3. 東北地方太平洋沖地震に関するレクチャーノートの掲載
  4. ウォルター・サラザール(エルサルバドル)元研修生からのニュース (1998年国際地震工学研修生、2004年東京工業大学で博士号取得:Walter Salazar氏)

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[1] 2012年2月21-22日 国際シンポジウムと国際ビデオ会議に参加した感想(建研)

国際地震工学研修生より(T:津波コース、S:地震学コース、E:地震工学コース)

 

1. 国際シンポジウムは2012221日にBRIと政研大との共催で東京にて開かれ、222日には国

際ビデオ会議がJICACIB等の支援で開かれた。 (インドネシアT)

 

2. この会合は、将来の災害に備えて震災後の復興についての知見を分かち合うための素晴らしいプラッ

トフォーム(基盤)である。(マレーシアT

 

3. パキスタンの女性講演者の「地震は人を殺さない。粗末な建物が殺すのだ」という言葉がとても印象

に残った。(マレーシアT

 

4. 2日間にわたる国際シンポジウムと国際ビデオ会議はとてもよい経験であり、世界各地から(延べ約

300人近くの)多くの参加者があった(マレーシアT

 

5. 中国での復興の成功要因を学んだ。被災者への政府支援内容の早期伝達、対口支援という特別な支援

の仕組みなどである。 (インドネシアT)

 

6. シンポジウムは、地震や津波のある国々が集まって、経験や社会経済的課題などを共有し、有意義で

あった。(インドネシアS

 

7. 世界の専門家や科学者の考えを聞き、様々な国の政府の政策を知ることが出来たので、この分野の学

生にとって、とてもためになった。(パキスタンS

 

8. 近年の災害に関する数多くの知識や震災後の復興の経験を学ぶことが出来た。特にIAEEのガイドラ

インは開発途上国にとって価値がある。(中国S

 

9. 市民の生命を守ることが、いずれの活動でも主要な目的だと思う。今回は災害をどのように克服した

か経験を共有できて、とても有益だった。(ドミニカ共和国S

 

10. 防災分野の専門家の考えを聞き、その提言や意見を学ぶことは、実務面で重要であると思う。(アゼ

ルバイジャンS

 

11. 以前の国際地震工学研修生が、母国に戻って防災支援活動をしていることがわかった。また日本の途

上国支援がどのようなものかも学べた。(ドミニカ共和国S

 

12. シンポジウムの第2セッションは、社会面、経済、建築やインフラなどの側面から復興について議

論した。(モンゴルS

 

13. 自分の国の防災政策を改善するため、大切な事項をより詳しく知ることが出来るので、この種の活動

はとても大事である。(ドミニカ共和国E

 

14. 大西教授の総合的な基調講演は、311日の大震災の復興計画や政策を理解する上で役に立ち、価値

のあるものである。(中国E

 

15. 効果的な防災対策を構築する際に、国際シンポジウムは経験や考え方を分かち合う場として大変役に

立つ。(フィリピンE

 

16. 1923年の関東大震災、1995年の神戸地震や2011年の東日本大震災の教訓を学ぶことが出来た。(ミ

ャンマーE

 

17. 中国の王(ワン)氏による最も重要な結論は、例えば日本が経験したようなことを他の社会の経験か

ら学ぶことがきわめて大切であるという点だ。(マケドニアE

 

18. 復興プロセスにおいて無視されることがあるが、女性の参画なしで復興は達成できないことを理解し

た。(バングラデシュE

 

19. 人命の尊重は鍵となる。防災はハードウェアの整備だけでは十分でなく、意識啓発のようなソフトウ

ェアを伴うものでなければならない。(インドネシアE

 

20. 人々は災害のことをすぐ忘れて、また今までと同じ行動を続けがちである。現実に接し続けることが

とても重要である。そこでは教育が鍵となる。(ハイチE

 

21. 私の考えでは「過去の災害を忘れず、学ばなければならない、そしてその知恵を次の世代につないで

いくこと」が教訓である。(ペルーE

 

22. 「サステナブルな復興」では、物理的、制度的、社会的、経済的な側面を関係づけることが必要であ

る。(エルサルバドルE

 

23. この国際シンポジウムと国際ビデオ会議は、様々な国の防災の現状を理解することが出来た貴重な場

だった。(エルサルバドルE

[2] IAEE在来建設工法ガイドラインの改訂最終版(意見募集)

1963年からIAEE(国際地震工学会)は国際的な専門家を対象に地震工学を広めると共に地域コミュニ

ティを対象に技術的でない事項も扱っています。在来耐震建設ガイドラインは1986年に初版が作成され、

20122月にUNESCOIPRED(建築・住宅地震防災国際ネットワーク)の財政支援を得て、アリ

ヤ博士、テディブーン氏、石山教授が、別添の改訂最終版を作ったところです。

国際地震工学センターでは、この改訂ガイドラインへ皆様からの貴重なご意見をいただければ、当研究

所に研究者として在籍されていたこともある石山先生へ、お伝えいたします。

http://iisee.kenken.go.jp/net/members/iaee/NonEngMainA4Er.pdf


安藤 尚一(博士)
国際地震工学センター長

[3] 東北地方太平洋沖地震に関するレクチャーノートの掲載

IISEEでは、途上国の地震被害の防止・軽減に役立てるため、研修で使用した講義ノートを

IISEE-UNESCOレクチャーノートシリーズ」としてウェブサイトに公開しています。

このたび講義ノートの中から、2011年3月11日東北地方太平洋沖地震に焦点を当てたものを、下

記の特設ページにて新たに公開致しました。

http://iisee.kenken.go.jp/lna/?language=jp&mod=tohoku

今後は掲載する講義ノートの数を増やし、システムを更に充実させていく予定です。

 

国際地震工学センター

管理室

[4] ウォルター・サラザール(エルサルバドル)元研修生からのニュース (1998年国際地震工学研修生、2004年東京工業大学で博士号取得:Walter Salazar氏)

皆様へ

昨年1117日にカリブ諸国連合のアメリカ独立200周年記念として、母国から賞をいただきましたの

で皆様にご報告いたします。これは地震関係分野での経歴とそこでの貢献を評価されたものです。写真

付きのニュースの記事を以下にご紹介します。

http://www.uwiseismic.com/NewsDetails.aspx?id=220

皆様と勉強する機会をいただいたことに、再度感謝いたします。

 

ウォルター・サラザール


情報


このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。

メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: http://iisee.kenken.go.jp