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国際地震工学センター ニュースレター 第59号 (2010-08-20 発行)

目次

  1. 国際地震工学センター 新センター長より
  2. 古川国際地震工学センター長退任のご挨拶

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[1] 国際地震工学センター 新センター長より

この8月から国際地震工学センター(IISEE)の一員となり、世界の多くの関係者の皆様と接する機会が出来ることを大変うれしく思います。前職が国際連合地域開発センター(UNCRD)の防災計画兵庫事務所長だったことから、 多くの地域や都市で急速に進んでいる開発によって脆弱性が増し、世界的な地震安全が急務であると、強く感じております。
1960
年に開始された国際地震工学研修の歴史を振り返りますと、東京で開かれた第二回世界地震工学会(WCEE)での開発途上国の若い研究者の研修機会についての議論と共通認識が契機となっていました。第一回研修は東京大学が中心となり、第2回目後半の19621月からは建築研究所(BRI)に設立されたIISEEが研修を行っています。これまでに96の国と地域のおよそ1500名の研修生が、IISEEのコースを卒業しました。
IISEE
の役割は、コースの創設者の思い描いた方向に沿って拡大してきました。2007年には、地震学・地震工学の研究・研修の世界ネットワークとして、また巨大災害時の国際協力のバックアップシステムとしてUNESCOと共に建築・住宅地震防災国際ネットワーク(IPRED)を構築しました。(20104月末時点で8ヶ国の機関が参加)さらに2006年からは政策研究大学院大学(GRIPS)と国際協力機構(JICA)のご協力と ご尽力のもと、一年間のコースで学んだ研修生に修士号が与えられるようになりました。
これまでのすべての関係者の皆様のご尽力とご理解に、深く敬意を表しますとともに、 今後とも世界各地から参加する研修生に対して、また地震学及び耐震性のある建築や構造物に関する知識を通じて多くの国や地域でサステナブルな社会を作る機会を広く提供するIISEEの活動に対しても、継続的なご支援とご配慮を賜りますよう、よろしくお願い致します。
最後に、この場をお借りしてIISEE1962年の研修生であるTeddy Boen 氏、インドのArya教授、IISEEに深く貢献されている石山先生達が1986年に作ったIAEEの在来工法の耐震化ガイドラインの改訂版を作成中で、その案に対するご意見を広く求めていることを紹介します。詳しくは建研IISEEウェブ サイト( http://iisee.kenken.go.jp/ )の右下欄をご覧下さい。

安藤尚一 (博士)
建築研究所 国際地震工学センター長

[2] 古川国際地震工学センター長退任のご挨拶

4年4ヶ月のセンター長としての任期の後、201081日付で国際地震工学センター長を退任しました。198410月にIISEEに入って以来、ここで仕事をして4半世紀以上になります。ということは19621月にIISEEが設立されてからの半分以上の歴史を見てきたことになります。この26年間に、540名のレギュラーコース研修生を含む約940名のIISEE研修生にお会いしてきました。そして、国際的な会合で再び多くの皆さんに会いました。時にVIPとして対応いただきました。会合での歓待に感謝いたします。私は81日にIISEEを離れましたが、建築研究所の中に研究専門役としております。私の新しい任務にはIISEEに対するアドバイスが含まれており、今後ともIISEEの研修プログラムに参画してまいります。近い将来、再び、皆様にお会いできることを楽しみにしております。

古川信雄 (博士)
建築研究所 前国際地震工学センター長

情報


このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。

メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: http://iisee.kenken.go.jp