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国際地震工学センター ニュースレター 第70号 (2011-07-21 発行)

目次

  1. 中国耐震建築研修の研修生が津波被災地を訪問
  2. 2010-11 津波コース、東北地方研修旅行
  3. 研修継続の要望調査
  4. 2011年7月10日三陸沖地震

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[1] 中国耐震建築研修の研修生が津波被災地を訪問

中国耐震建築研修の研修生が71011日に岩手県の2011年東日本大震災の津波被災地を訪問しました。被災地域では、震災からヶ月の今でも瓦礫の片付けが行われています。研修生からは以下のようなコメントをもらいました。「あんな悲惨な災害から日本人が整然と復興していることに深く感動した。」「どんな災害にも負けない建物を設計するのは難しいかもしれないが、それでも人命を守るためにはよりよい方法で建物を作らなければならないと感じた。」「本当の災害を見る貴重な機会を頂き、感謝している。」

斉藤 大樹

国際地震工学センター上席研究員


[2] 2010-11 津波コース、東北地方研修旅行

201011年津波コースの5人の研修生を含む私たちは、2011311日の東北地方太平洋沖地震(M9.0)による津波で深刻な被害を受けた地域を視察しました。初日は東北大学の津波工学研究室で講義を受けた後、仙台平野で2011年と869年の貞観災害時の津波堆積物を視察しました(写真1)。翌日は松島と石巻を通って、女川町を訪問しました(写真2)。女川町では数棟の鉄筋コンクリート造の建物が、津波により倒れたり移動したりしていました。三日目には陸前高田、大船渡(写真3)を訪問し、釜石に行きました。釜石では港湾事務所の方が湾口防波堤を案内してくださいました(写真4)。防波堤は2011年津波で部分的に破壊されたものの、津波のエネルギーを弱める役割を果たしました。


藤井 雄士郎

国際地震工学センター主任研究員



[3] 研修継続の要望調査

外務省・JICAにおいて、提案案件の分野バランスおよび来年度予算規模に留意しつつ、要望調査の対象研修が選定された後、JICA研修に関する要望調査(今年8月上旬予定)が各国に対して出されます。今年は特に建築研究所の国際地震工学研修が3年目の見直しに当たる時期なので重要な年となります。

要望調査実施の直前に、各国日本大使館アタッシェ、JICA専門家にこちらでも根回しを行い、要望の取付け等について協力をお願いしますが、各国の関係する皆様にも要望調査のレスポンスが届くかも知れません。その際は私どもの研修継続への意思表明や研修要望につきまして、何卒よろしくお願いいたします。

 

黒澤 肇

国際地震工学センター管理室長

[4] 2011年7月10日三陸沖地震

311日以降で最大の東北地方太平洋沖地震の余震が発生しました。
日時:2011710日(日)午前957分  

場所:三陸沖(北緯38度、東経143.5度;牡鹿半島の東、約180km
深さ34km(暫定値) マグニチュード 7.3
震度 【最大震度4】岩手県盛岡市、宮城県栗原市、登米市など11の市町村で震度4を観測し、東日本の広い範囲で震度31を観測。

(気象庁の情報)  

http://www.jma.go.jp/jma/press/1107/10a/201107101150.html

(建研の強震記録)鹿嶋主任研究員による  

http://smo.kenken.go.jp/ja/201107100957

 

安藤尚一 (博士) 
国際地震工学センター長


情報


このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。

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