世界の大地震の震源メカニズム、余震分布、震源断層面及び震源過程 [English version]
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[概要]
建築研究所国際地震工学センターは、1994年以降に世界で発生したMw7.2以上の地震について、センターの研究者及び客員研究員が開発した解析手法を用いて以下の地震情報を推定・公開しています。
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セントロイド・モーメント・テンソル(震源メカニズム)
GSN (Global Seismological Network)の観測点で記録された長周期実体波のデータを解析して、セントロイド・モーメント・テンソル(震源メカニズム及びセントロイドの時刻と位置)を推定する。
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期間:1994 年– 2014年6月
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解析手法:Hara (2004, 2005)のグリッドサーチアプローチ
u 解析主担当:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター。E-mail: thara at kenken.go.jp)
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余震分布と震源断層面
International Seismological Centre (ISC)
CD-ROMに収録されたP波読取値を用いて、本震、前震と余震の震源再決定を行い、再決定された余震分布から本震の断層面を求めた。但し、余震分布のみから断層面を精度良く求めることは難しいので、Global CMTの2節面のうちどちらの節面が断層面かを判断した。
u 期間:1994年~2010年
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解析手法:改良連携震源決定法(Hurukawa and Imoto, 1992; Hurukawa, 1995;
Hurukawa et al., 2008)
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解析主担当:古川 信雄(建築研究所国際地震工学センター。E-mail: hurukawa at
kenken.go.jp)
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震源過程
GSN (Global Seismological Network)の観測点で記録された広帯域波形記録を解析して、震源過程を推定した。上記の余震分布の結果を参照して、断層面を設定した。
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期間:1994年~2012年9月
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解析手法: 八木・深畑(2008)のモデリング誤差に起因する共分散成分を同時に考慮した推定法
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解析主担当:八木 勇治(筑波大学大学院生命環境科学研究科・建築研究所客員研究員。E-mail:
yagi-y at geol.tsukuba.ac.jp)
● 余震分布と震源断層面については期間、マグニチュードの範囲を広げて解析を実施した。
● 不均質断層モデルと水平成層速度構造モデルを入力として、統計的グリーン関数を使った強震動合成波形ソフトウェアを整備した。
● 国際地震工学センターのウェブサイトで公開されている津波シミュレーションに用いられている断層パラメタ一覧を検索ページに掲載した。
● 2011年東北地方太平洋沖地震の遠地P波の高周波震動継続時間の方位角依存性を掲載した。
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