1990-4-15 作成,2002-2-22 改訂10版

世界の被害地震の表(古代から2001年まで)のファイルWEQについて

                              宇 津 徳 治

 2002年版WEQ.dbf(1053 kB)は「世界の被害地震の表(古代から2001年まで)」を収めたもので,2001年版に2001年の地震50個を追加し,以前のいくつかの地震についても追加・修正・削除がなされている.従来どおり dBASE for windows を用いて作成されているので,同ソフトによって検索,加工等ができるほか,他のデータベースソフト,例えばMicrosoft ACCESSの各versionにインポートして利用できる.WEQ.dbf にはファイルの冒頭に dBASE のためのデータが付き,改行記号が付いていないなど扱いが不便なので,これをテキストファイル(改行付き)に変換した WEQ.txt(1073 kB)も作ったので,表の印刷,別に検索プログラムをつくるときなどにはこれを利用するとよい.またACCESS 2000用のファイルに直したWEQ.mdb(1732 kB)も作ってある.

 WEQ.dbf,WEQ.txtは次のコラム(フィールド)から成る.括弧内の数字はフィールド幅(半角字数).内容の詳細は後記の解説参照.

SQ(1):空白,?,+,または-のいずれかである.
REF(4):資料の出所の分類記号.
YR(5):年(整数値)
MD(4):月日(整数値,月日不明は0,日が不明のときはその部分00).印刷のときは不明の部分は-にする.
HM(4):発生時分(整数値,不明は0,0時0分は-1).印刷のときは不明は-とし,-1は0 0にする.
UL(1):U(U.T.)またはL(地方時).
LAT(6):震央緯度(実数値,小数点以下2桁)
LONG(7):震央経度.(実数値,小数点以下2桁)
DEP(3):震源の深さ(km単位,文字データ).または記号vs,s,i,d,n.
MAG(3):マグニチュード(実数値,小数点以下1桁).
T(1):津波を伴った地震にT(検潮器に記録されたが無被害の小津波はt).
DEAD(6):死者数(整数値).
INJURED(6):負傷者数(整数値).
死者数および負傷者数欄でマイナスの数字の意味は次のとおり.-1:few,-2:several,-3:some,-4:many,-5:great,-6:100s(数百),-7:1000s(数千),-8:10000s(数万),-9:-(不明).印刷のときはコロン以後の表現に置き換える.
DAM(4):被害の程度.
REMARKS(49):被災地の国名,地名,別資料による死者数,Ms,Mwその他.
dBase用フィールド(1):空白になっている.