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ニュースレター

国際地震工学センター ニュースレター 第115号 2014年11月27日発行

目次

  • UJNR地震調査専門部会第10回合同部会に出席 - 仙台 -
  • 東北研修旅行レポート
  • 訃報:岸田 英明氏
  • 東北研修旅行の写真

記事詳細

1. UJNR地震調査専門部会第10回合同部会に出席 - 仙台 -

〔国際地震工学センター 林田 拓己、 芝崎 文一郎〕

平成26年10月14日から16日まで、UJNR(天然資源の開発利用に関する日米会議)地震調査専門部会第10回合同部会に出席しました。UJNRの合同部会は日本と米国で2年毎に交互に開催され、今回は宮城県仙台市で開催されました。初めの2日間は、地震学や地震・津波ハザード評価に関する最新の研究成果や進行中の研究プロジェクトに関する発表(計7セッション、48発表)が行われ、活発な議論が交わされました。

詳細は添付のニュースレターP1をご覧下さい。

2. 東北研修旅行レポート

(1) Ms. Baigalimaa GANBAT(モンゴル、地震学コース)
私たちは研修旅行で宮城県と新潟県を訪問しました。研修旅行の目的は2011年の東日本大震災と2004年の新潟県中越地震から教訓を学ぶことにありました。東日本大震災については、講義やニュース、ビデオなどで事前に聞いて知っていました。それにも関わらず、この研修旅行で女川地区や名取地区の現状を目の当たりにし、津波や地震がもたらした被害や恐ろしさをより強く再認識しました。宮城復興局では、復興再建の状況を聞くことが出来ました。

詳細は添付のニュースレターP1&2をご覧下さい。

(2) Mr. Johnlery Pino DEXIMO (フィリピン、地震学コース)
11月3日~7日にかけて、私たち地震学コースと地震工学コースの研修生は、宮城県と新潟県の2か所の異なる地域を訪問研修しました。宮城県は女川町、名取市、東北大学を、新潟県は長岡市と山古志地区を訪問しました。研修目的は、2011年に起きた東日本大震災の巨大津波によって流されたり倒れたりした建物や住宅の被災からの復旧・復興対策について学ぶことでした。一方、2004年に新潟県山間部で起きた新潟県中越地震では住宅やインフラの被害のほとんどは、地滑りと土石流によるものでした。

詳細は添付のニュースレターP2をご覧下さい。

(3) Mr. Nelson Alejandro QUINTANILLA PINTO (エルサルバドル、地震工学コース)
新潟県と宮城県への研修旅行は、大変興味深いものでした。宮城県では、2011年の地震と津波以降、復興の現状がどのようなもので、彼らが迅速に行動するためにいかに取り組んだか、そして、緊急的な対応と復旧、復興を管理するために地域的な計画を備えることが重要であることを学びました。

詳細は添付のニュースレターP2をご覧下さい。

(4) Mr. Harish Chandra LAMICHHANE (ネパール、地震工学コース)
最初に、訪問先として適切な場所を調整して頂いたIISEEに感謝致します。
私たちは、宮城県と新潟県を訪問しました。地震工学と地震学コースの研修生全員が参加しました。宮城県では、女川町と名取市において、2011年東北地方太平洋沖地震により壊滅的な被害を被った地域を訪れました。また、宮城復興局と東北地方整備局を訪問し、災害対策に関する講義から多くを学びました。

詳細は添付のニュースレターP3をご覧下さい。

(5) Mr. Urip Setiyono (インドネシア、津波防災コース)
誰も災害にあいたくありません。日本の人々も同じです。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び津波は、人々にとって、特に東北地方沿岸に住む人々にとって、悪夢でした。巨大津波は、津波対策として人々を守るために国が設置した高田松原の海岸林や、田老地区、釜石港などの防波堤を破壊しました。それでも日本は、そうした困難に屈することなく向き合ってきました。

詳細は添付のニュースレターP3をご覧下さい。

3. 訃報:岸田 英明氏

2014年11月16日、東京工業大学名誉教授岸田英明氏がご逝去されました。

詳細は添付のニュースレターP3をご覧下さい。

4. 東北研修旅行の写真

詳細は添付のニュースレターP4をご覧下さい。

情報

このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。


メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: https://iisee.kenken.go.jp/jp