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建築研究所国際地震工学センターにおいて、通年の国際地震工学研修(地震学・地震工学・津波防災)が、JICA及びGRIPSと協力して10月4日から新たに始まりました。研修生は11月には東日本大震災の被災地を訪れ、被害の状況や復興について学びます。また研修の最後には参加各国の抱える個別課題に対応するための個別研究も行います。
今回の研修生を加えると、世界80カ国から1,078名の研修生を受け入れたこととなり、この他2ヶ月程度のコースを含む全ての地震工学研修を含めると、98カ国から計1,601名の研修生の参加を数えることになります。今回参加した15ヶ国は以下の通りです。
アルメニア、チリ (2)、中国(2)、ドミニカ共和国、インドネシア(2)、イラン、ミャンマー(2)、ネパール、ニカラグア、パプアニューギニア(2)、ぺルー、フィリピン(2)、トルコ、トルクメニスタン、ウガンダ
(ABC順、うち地震学9名、地震工学8名、津波防災4名)
黒 澤 肇
国際地震工学センター 管理室長
コスタリカで発生した地震について、元研修生のMr. RAFAEL BARQUERO P.
(1987-88 地震学コース)からレポートが送られてきましたので、以下の
ページに掲載いたしました。
http://iisee.kenken.go.jp/special2/20120905costarica.htm (英文)
私は1996年にIISEEに異動して来ました。それからは講師として、また地震学コースのコースリーダーとして国際地震工学研修の仕事をして来ました。先週、世界銀行と日本政府共催の仙台会合において、開発計画の中に災害リスク管理を統合することが緊急に必要である旨が発表されました。IISEEの卒業生は、防災と開発問題の双方に深く関係し、それ故に上記の統合の為に指導的な役割を果たすことが期待されています。私を含めてIISEEスタッフは、若手世代の人材育成を通じて彼らをサポートしたく思います。
横井俊明(博士)
国際地震工学センター 上席研究員
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このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。
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