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ニュースレター

国際地震工学センター ニュースレター 第87号 2012年11月21日発行

目次

  • 最近発生した大地震の特設ページ
  • 東北地方への津波研修旅行レポート
  • 東北地方の復興と津波研修旅行の写真
  • 国際記念シンポジウムの発表資料の公表

記事詳細

1. 最近発生した大地震の特設ページ

最近発生した以下の3つの大地震に関する特設ページを
http://iisee.kenken.go.jp/quakes.htmに掲載しました:
- 10月28日 カナダ、クイーンシャーロット諸島 (Mw 7.8)
- 11月7日 グアテマラ沖 (Mw 7.4)
- 11月11日 ミャンマー (Mw 6.8)
それぞれのページへのリンクはhttps://iisee.kenken.go.jp/enの「新着情報」
にもあります。ぜひご覧ください。

原 辰彦 (博士)
国際地震工学センター 上席研究員

2. 東北地方への津波研修旅行レポート

津波防災コースの研修生4名は11月12日から16日まで東北沿岸の各地を、
地震学と耐震工学コースの研修生17名は11月13日から16日の間に、新潟
県及び宮城県を訪問しました。以下は、津波コース研修生の感想です。

スーニン(ミャンマー運輸省水文気象部)女性
東北の研修旅行から大変多くの経験と知識を得ました。この旅行は私たち
の防災研究の支えとなることでしょう。

マウリシオ(チリバルパライソ大学)男性
今回は東北の被災地への2度目の訪問でしたが、その悲しい経験と美しい
景色の混在は印象的なままでした。都司先生始めコーディネータを含め
よい構成でした。

マーチン(パプアニューギニア事業省)男性
研修生間も講師陣との相互関係も、信頼関係を築き、文化を体験し学習
する事も出来た旅行でした。壊滅的な状況や現地での経験は、はかりが
たく理解を超えるものですが、新しいレジリエントな社会の基礎を形作る
ものとなるのでしょう。

ジュリアス(フィリピン火山地震研究所)男性
日本の皆さんの郷土愛、協力や奉仕の精神は、いかなる災害も乗り越え
るでしょう。日本の政府は、2011年の激しい津波の後、将来の世代がより
楽しく暮らせるよう、被災した各地で膨大な復興プロジェクトを開始している
のが印象的でした。

芝崎文一郎(博士)
国際地震工学センター 上席研究員

藤井雄士郎(博士)
国際地震工学センター 主任研究員

3. 東北地方の復興と津波研修旅行の写真

研修旅行に元東京大学地震研の都司先生(建築研究所特別客員研究員)と同行し、
仙台平野から三陸を宮古まで縦断しました。残っていた建物もほとんど除却され、
住民の方と話し合って作った復興計画に沿って、高台移転、盛土によるかさ上げ
や防波堤整備の準備が始まっています。研修生と共に事業の関係者を訪れて直接
話を聞くことも出来ました。
写真はPDFバージョンからご覧いただけます。

安藤 尚一(博士)
国際地震工学センター長

4. 国際記念シンポジウムの発表資料の公表

今年6月27日に開催した国際記念シンポジウム「命を守る地震津波防災の
実現に向けて」の発表資料を国地ホームページに掲載しました。
基調講演の尾池先生(前京都大学総長)を始め世界の現状と課題が和文と
英文でご覧頂けます。
(和文つき)
http://iisee.kenken.go.jp/symposium/symposium_memorial_jp.html

黒澤 肇
国際地震工学センター管理室長

情報

このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。


メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: https://iisee.kenken.go.jp/jp