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ニュースレター

国際地震工学センター ニュースレター 第91号 2013年2月20日発行

目次

  • 国際地震工学セミナー
  • 国際地震工学センター職員の紹介(芝崎上席研究員/犬飼上席研究員)
  • YEAR BOOK 2012 の発行
  • 関係者による新刊案内

記事詳細

1. 国際地震工学セミナー

国際地震工学センターでは、以下のように国際地震工学セミナーを実施します。

■2月27日 15:40-16:40 Mr.Hussam Eldein Zaineh(東京工業大学 博士課程3年)
演題:サイト増幅特性を考慮した地震動シミュレーションによるシリア・ダマスカス市の
地震マイクロゾーニング
■3月5日 9:10-10:10 山田真澄先生(京都大学防災研究所)
演題:大加速度記録にみられるスラップダウンフェーズ
■3月7日 9:10-10:10  宍倉正展先生(産総研)
演題:津波の地質学-過去の痕跡からどのように将来を予測するか-
■3月13日 15:40-16:40 Dr.Odobaatar CHIMED(モンゴル天文地球物理研究所)
演題:ウランバートル盆地でのサイト効果の特性化
■3月22日 9:10-10:10  越村俊一先生(東北大学)
■4月1日 9:10-10:10  緑川光正先生(北海道大学)
演題:2011年東北地方太平洋沖地震における建築物の地震動・津波被害
■4月5日 15:30-16:30 今村文彦先生(東北大学)

場所:建築研究所 国際地震工学センター講堂

講演は英語で行われ、国際地震工学研修生も参加します。
参加を希望される方は、a-satou@kenken.go.jp (担当:佐藤)までご連絡下さい。

芝崎 文一郎(博士)
国際地震工学センター 上席研究員

2. 国際地震工学センター職員の紹介(芝崎上席研究員/犬飼上席研究員)

===芝崎上席研究員===
私は上席研究員の地震学者で、現在津波防災研修のコースリーダーを務めています。
これまでに、6カ国29名の研修生がこのプログラムを終了しています。このプログラム
は先端的な地震・津波解析技術や、2011年東北沖地震を教訓に見直された新しい
津波対策技術に関する講義、実習、研修旅行を含んでいます。津波災害に直面してき
た国々からの研修生を歓迎します。また、全ての研修修了生が、地震・津波災害軽減
においてご活躍されていることを期待しております。
私はまた、IISEE-UNESCO レクチャーノートプロジェクトの責任者です。現在では、60科
目の講義ノートが、ウェブサイトにて公開されています。幾つの講義ノートは新しい講師
により作成されています。例えば、津波浸水計算とその応用という新しい科目の講義
ノートを掲載しています。どうぞ、私たちの講義ノートをご参照ください。もし何かコメント
や質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください。

芝崎 文一郎(博士)
国際地震工学センター 上席研究員

===犬飼上席研究員===
私は2000年4月~2001年3月の1年間、IISEEにお世話になり、再度、2012年4月から
お世話になっています。現在のIISEE研修通年コースは、2000年頃と異なり、修士号取
得が追加されています。ただ、研修後半に実施される個人研修自体は、あまり変更が
無く、昨年の研修生の中には、橋梁の耐震対策を専攻した方がいました。偶然、その
方のアドバイザーを私が担当し、スーパーバイザーを土木研究所の研究者に依頼しま
した。IISEE研修通年コースの地震工学では、建築物を専攻することが多いですが、
この例のように、土木構造物を専攻することもできます。
IISEEでは、地震学も含めて、多くの方々に、地震対策に関心を持っていただき、その
育成に尽力していきたいと思います。

犬飼 瑞郎(工学修士)
国際地震工学センター 上席研究員

3. YEAR BOOK 2012 の発行

過去50年にわたる国際地震工学研修生全員の名簿ができあがりました。今回は10年ぶり
に記念特集号として、お世話になっている方々やこの十年間の卒業生からも寄稿いただき
ました。卒業生には、現在船便で郵送をし始めています。もし届かない場合には以下あて
にご連絡下さい。
iisee@kenken.go.jp

安藤 尚一(博士)
国際地震工学センター長

4. 関係者による新刊案内

日本学術会議会長の大西先生による『東日本大震災ー復興まちづくり最前線』に国際地震工学
センター長が寄稿しました。
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5436/contents.htm

情報

このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。


メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: https://iisee.kenken.go.jp/jp