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第4回中国耐震建築研修が7月31日に終了し、18名の研修員が無事、帰国しま
した。参加した研修員からは「日本の耐震設計法の考え方は中国でも参考にな
る」、「日本で学んだ免震や制振の技術を帰国後に生かしたい」といった好意的
な意見が多数寄せられました。
残念ながら、中国耐震建築研修は今回が最後となります。2008年の中国四川
地震の翌年に開始されて以来、これまでに中国全土から総勢72名の構造技術
者が本研修に参加しました。研修を通じて学んだ知識が中国の建物の耐震安
全性の向上に生かされることを強く期待しています。
斉藤 大樹(博士)
国際地震工学センター上席研究員
貴方の研究成果をIISEEブレティンで刊行してください。
i) 現在、2013年号の特別論文を募集中です。
http://iisee.kenken.go.jp/bltndb/links/Call_for_Special_Articles.pdf
ii)通常の論文の投稿も歓迎致します。
http://iisee.kenken.go.jp/?p=public
いずれの場合も、貴方の投稿論文は印刷され、またweb上で公開されます。
IISEE Bulletin Editorial Office
建築研究所の国際地震工学センターでは、地震防災技術に関する情報ネットワ
ーク(IISEE-NET)を公開しています。
いくつかの情報は時代遅れになっているため、特に以下のURLにある耐震基準
に関して改訂をしたいと思います。
http://iisee.kenken.go.jp/net/seismic_design_code/index.htm
ついては、設計用地震力の定義に関する最新の情報をメイルでお送りください。
(宛先:bri-office@kenken.go.jp)
斉藤 大樹
国際地震工学センター上席研究員
IISEE名誉科学者(コロンビア)
日本にまるまる一年間滞在し、その美しさ、文化、知識や日本人の精神的強さ
を、実感できたことはとても幸せでした。2011年3月11日の東北地方を襲った
大津波の際には、私の思いと方策を国地センター宛に書きました。私たちの心
には、国地センターと日本のすべての人がいます。
(レネ・バン・イッセンホーベン 1970-1971 地震学コース)
IISEE名誉技術者(インドネシア)
国際地震工学センターの名誉技術者をいただき、とても誇りに思います。国地
センターの50周年記念が成功裏に終わったことと、近い将来日本を訪れる機会
がある際に、そちらで特別講義が出来ることを望みます。
(テディ・ブーン 1962-1963 地震工学コース)
IISEE
イラン北西部の東アゼルバイジャン州で8月11日、マグニチュード6超の地震
が2回発生、多数の家屋が倒壊し、死者300人以上、負傷者3000人以上と発表
されています。イランの国際地震研究所(IIEES)のアシュティアニ所長から国
際地震工学センターに次の関連情報を紹介いただきました。
http://ieea.ir/
亡くなった方のご冥福を祈ると共に、被災地の早期の復興を祈念します。
なお、和文では日本地震工学会が以外の情報サイトを立ち上げています。
http://www.jaee.gr.jp/jp/disaster/2012iran/
安藤 尚一(博士)
国際地震工学センター長
情報
このニュースレターは、これまでの研修生(英語メールのみ)と関係者の方々にお送りし ています。皆様のご意見や情報をお待ちしております。
メールアドレス: iiseenews@kenken.go.jp
ウェブサイト: https://iisee.kenken.go.jp/jp